○×クイズで迷ったときの考えかた
○×クイズは、選択肢がふたつしかないぶん、迷いはじめると意外と手が止まります。当てずっぽうでも半分は当たるので気楽なはずなのに、「なんとなく聞いたことがある」という感覚に引きずられて、外してしまうことも多いものです。ここでは、迷ったときの考えかたのコツを書きます。
「聞いたことがある」は、正しいの証拠にならない
人は、何度も耳にした話を、それだけで本当だと感じやすいと言われています。ところが、世の中で広く知られている話のなかには、実は正しくないものがたくさんあります。○×クイズがひっかけを作りやすいのも、そこです。有名な話ほど、疑ってみる価値があります。
よく知られた俗説の例
- 「舌の場所によって、感じる味が決まっている」という味覚の地図は、いまでは正しくないとされています。舌のどの場所でも、基本の味は感じ取れます
- 「牛は赤い布を見ると興奮する」というイメージがありますが、牛は赤色を区別しにくいとされ、反応しているのは布の動きだと言われています
- 「人間は脳の10%しか使っていない」という話も、よく知られていますが、実際には脳のほぼ全体が使われているとされています
こうした話は、聞いたことがある人が多いので、○を押したくなります。だからこそ、クイズとして出題されやすい題材でもあります。
強い言葉に注意する
問題文に「必ず」「すべて」「決して」「一度もない」といった強い言い切りが入っているときは、いったん立ち止まります。世の中のことには例外が多いので、例外を許さない言い切りは、間違いである可能性が上がります。もちろん、正しい場合もあるので、決め手ではなく、疑うきっかけとして使います。
数字や名前が、すり替わっていないか
ひっかけには、正しい文章の一部だけを入れ替えたパターンもあります。年号、順位、人名、場所などが、少しだけ違う別のものにすり替わっていないか。文章全体はもっともらしくても、数字ひとつで×になることがあります。知っている話に見えたときほど、細かい部分を読み直してみてください。
解説まで読むのが、いちばん効く
○×クイズでいちばん身につくのは、正解したときより、間違えたときです。自信を持って答えたのに外れた問題は、そのぶん、正解と理由が記憶に残りやすいという研究があります。1問ごとに出る解説は、飛ばさずに読んでみてください。「なぜ×なのか」まで分かると、次に似た問題が出たときに、迷わず答えられるようになります。
迷ったときの、簡単な手順
- まず、強い言い切りや、極端な数字が入っていないかを見る
- 「よく聞く話だな」と感じたら、いったん疑ってみる
- それでも決められなければ、直感で答えて、解説を読む
正解を積み重ねることも大事ですが、間違えた問題から学ぶことも、クイズのもうひとつの楽しみかたです。肩の力を抜いて、遊びながら試してみてください。
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